従来のセキュリティモデルとは違うゼロトラスト

ゼロトラストは新しいセキュリティの形で、従来の境界型と呼ばれるセキュリティモデルとは異なる様々な特徴を持ちます。境界型セキュリティは、ネットワークを外側と内側に分けるスタイルです。外側は信用しないため、境界線状にセキュリティ機器を配置して外部からの脅威を防ぎます。日本では働き方が変わり、テレワークを採用する企業が増えています。

テレワークを導入すると社員は自由になる時間が増え、移動するコストが減ります。企業にとって多くのメリットがありますが、セキュリティ上のリスクに対する配慮も必要です。クラウドサービスを利用する場合は、保護するデータが外部にも存在します。不正アクセスから社内の情報資産を守るために導入されているのが、ゼロトラストモデルです。

ゼロトラストネットワークでは全てを信用しないため、厳重なセキュリティ対策を施します。企業がゼロトラストモデルを導入すると、」セキュリティのレベルが大幅に上がります。ユーザーが社内の情報にアクセスすると様々な認証が行われ、利用状況も細かく把握できます。社内と社外の区別がなくなるので、場所を問わずにアクセスして必要な情報を得られます。

ネットワークや攻撃の種類に応じてセキュリティ機器を用意すると、管理の負担が増えます。ゼロトラストモデルでは、クラウド上で各種設定を一元管理できます。離れている拠点でも同じレベルでセキュリティ対策を施せるので、企業の信頼も向上します。